UV硬化システム

UV硬化技術(UVキュア)とは、塗料・接着剤・マーキングインキ・フォトレジスト等の樹脂を 秒速で硬化/乾燥させる技術です。熱乾燥や二液混合による重合反応法では、樹脂の乾燥に実用化され、以来特殊な分野で使われてきましたが、近年UV硬化タイプの樹脂の性能が著しく進歩し、その種類も多くなってきた事と、この技術が省エネ・省スペース、環境の改善、ならびに低温処理に適していることから、その用途と市場が飛躍的に広がっています。
この技術を利用するには、紫外線に反応するUV樹脂と、紫外線光源(および搬送装置)その他の必要機器を備えたUV硬化装置が必要です。
※紫外線(200〜400nm)の 照射によって、UV硬化型の接着剤、塗料を瞬間的に重合反応を おこし硬化させることが出来ます。
UV樹脂の種類は色々と有りますが、硬化用の光源である紫外線ランプも種類が有ります。光源には、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、超高圧ランプ、LEDなどあります。
樹脂や使用方法により光源は変わります。(ワークに対する熱の問題や、高照度が必要である、スポット照射したいなど)

弊社では高圧水銀ランプメタルハライドランプを中心に取り扱っています。他はご相談下さい。LED式硬化装置はご相談下さい。
用途は、接着やマーキング、印刷などの以外にもフローリングや店舗の床にこの硬化樹脂を用いて施工しているものが増えてきています。メリットは秒単位で樹脂が硬化するので作業効率が格段に高まります。

光源の選択は樹脂の特性(硬化する波長)を把握することで高圧水銀ランプ光源を使用するか、メタルハライドランプ光源かを決定します。
光化学反応実験装置は(高圧/低圧水銀ランプ)お求めやすい価格でございます

モデル選定方法
第一は硬化樹脂がどの波長で硬化するか?を確認することが大事です。硬化樹脂が決まっていれば樹脂メーカーに硬化波長を確認すればランプの種類がまず決まります。
※必要紫外線量というものが必要ですが、(目的のUV樹脂がどれだけの紫外線照射量(時間×強度)が必要かということです)、紫外線の光量計は各社で統一されていないのが現状です。UV樹脂メーカーの公開されている紫外線量も、光源と計測器が違えば全く異なった数値になります。では、何を信用すれば良いか?
正直なところテストしかありません。UV樹脂の選定、光源の選定、硬化実験→導入といった流れになります。
光源のメーカーを決めると、あとはスケールアップかスケールダウンですので問題はなくなります。
※紫外線照度計はJIS規格が決められていません。

※メタルハライドランプは高圧UVランプに特殊な金属を加え、可視光部の発光を補ったランプです。高圧UVランプ(高圧水銀ランプ)はメタハラより安価で、接着剤の硬化や透明塗料の乾燥に適しており、メタルハライドランプは着色された塗料や印刷インキの乾燥に適しています。

用途
この技術の用途は無限にちかく多く、全てを網羅することはとても出来ませんが、代表的な用途例を次に示します。
新しい用途も次々と開拓されています。

接 着
CD用ピックアップ・レンズの接着、光学レンズの接着、光ファイバーの接続、プリント基板への電子部品の仮止・固定、ネジの固定、ガラス工芸品の接着、コイル巻線の先端処理、電子部品の組立・封止、ヘッドランプの接着・シール、注射針の接着(金属+プラスチック)、時計の窓の接着(金属+ガラス)、電球口金の接着、スピーカーコーンの接着、液晶ディスプレー素子の封止、自動車窓ガラスの補修、アクセサリーの接着
塗装・コーティング
プラスチック製品のハードコード(窓板・レンズ・成型品)、絵皿(写真)のコート、金属板・缶のアンダーコート・トップコート(ビール・飲料缶)、木工芸品の塗装、印刷紙面のトップコート(化粧箱、レコードジャケット、表装)、電子部品の塗装、光ファイバーの表面コート、鋼管・鋼板の防錆塗装、コイル含浸ワニス、真空蒸着用アンダーコート・トップコート、ルアー・釣竿の表面塗装、プリント基板の保護コート、装飾織物の表面コート(帯地の金箔・貝殻・光物)、短時間施工(床塗装、ホテル、駅舎・店舗・パブリックスペースの各種塗装)、酸素の固定(バイオリアクター)
印 刷
電子部品のマーキング、プラスチックフィルム・カードの印刷、カートン印刷、金属・銘板印刷、シール・ラベル印刷、ビジネスフォーム印刷
その他
フォトレジスト、樹脂凸版の製版(新聞刷版)、FRPの補修、パテ、自動車部品・建材・各種芯材の成型(不飽和ポリエステル)