光酸化促進反応法の技術
光酸化促進反応処理は、紫外線とオゾンと酸化剤の相乗効果により、水中の汚職物質の分解除去反応速度を画期的に向上させた全く新しい処理方法です。光酸化促進反応処理法とは、消毒用に使用される塩素を酸化剤として水中に含まれる窒素化合物の窒化や有機物の分解を助長し、結合塩素の発生を防止する水処理法です。塩素併用光酸化促進反応により生成されるヒドロキシラジカル等の活性酸素種は、フッ素に次ぐ強い酸化力があり、有機物中の二重結合及び三重結合等の部分に作用し、これを切断・飽和させます。また、CHO―、NH2−、NO2−等の官能基に作用し、これらを酸化分解します。また、水中の細菌・ウイルスの除去原理は253.7nmの紫外線波長が、まず核酸の化学結合に変化を与えて不活性化させ、さらに各種の活性酸素種による酸化分解が進むとウイルスのタンパク質をも変性させて死滅・除去を行なうものです。

そのオゾンと薬注装置からの酸化剤が紫外線で活性化されるとともに、水中汚濁物の活性化(低分子化、分解が始まる)が促進されます。この反応装置内での接触時間は3〜10秒程度と短く、リークした汚濁物、活性酸素は後段の光反応塔でトラップして、時間をかけて徐々に分解します。また、光反応塔の主剤は活性炭を用いているので、光酸化による水中の溶存酸素の過飽和を防止し、気泡によるプール水の濁りを抑制します。
赤点線内を追加するだけで、コストダウン及びメンテナンスが簡単になり、きれいな水が提供出来ます。- 紫外線とヒドロキシラジカルをはじめとする各種活性酸素種による強力な殺菌力を有し、不純物を 添加しない安全な殺菌装置です。
- 過マンガン酸カリウム消費量(有機物等)を低減出来ます。
- トリハロメタンなどの有害物質の発生を抑制出来ます。
- クロラミンなどの塩素化合物の生成がなく、 塩素臭が抑制出来ます。
- 過剰注入による塩素ガスの発生を抑制しますので、設備・建物などの劣化がありません。
- プール循環系における有機物を分解除去することで、細菌の隠れ蓑や住み家となるスライム(生物膜)の発生を抑制するとともに、脱臭・脱色にも効果があります。
- 補給水量の大幅な低減が可能です。
- ソーダ灰やPAC、高分子凝集剤が全廃出来ます。
有機物(フミン質など)及びアンモニアを高濃度に含む地下水の処理について
従来、地下水は(汚染が殆どなかった時代)塩素酸化法などに代表される一般的な除鉄・除マンガン処理法により生活用水として利用されてきました。又、地域(特に農村部)によってはそのまま飲料水として使用する事も珍しくありませんでした。更に、これらの地下水を温泉水(水温25℃以上)として使用する時は、無機物(鉄・マンガン・イオウ・塩素など)を多量に含む着色水を天然温泉として利用できる場合を除いては前記と同じ処理方法が施されて使用されていました。 〔白湯として透明感を必要とする風呂用水は飲料水の水質基準より甘く設定されている場合が多い為です。〕
しかし、近年では従来の処理方法では処理が不可能な水質の地域が多く、そのため水質の分析項目も多くなり、同時に環境ホルモンなどの微量難分解性物質が問題化され飲料水適合基準の規制値も厳しくなりつつあります。
これらのことから単一の処理法だけでは水質の維持が出来ず、各種の処理技術の組み合わせが必要となってきました。その原因の大きな要因の一つは有機物(フミン質・アンモニア性窒素・硫化物など)の水中への含有量増大があげられます。
もともと、フミン質などの植物性有機物が多く含有している地下水の処理(特に色度・過マンガン酸カリウム消費量の問題)は困難を極めていましたが、近年に於いては前記の様に含有量が増大するとともにアンモニアなどの窒素分及び多種多様な化学物質が全国のいたる所の地下水に含有される様になってきました。
これらの原因は、森林などの伐採による土壌本来の自浄能力の低下、又農業・林業において長年に渡り害虫駆除などの目的のために散布した農薬や化学肥料などに基因することがあげられます。(これらは従来の微生物などによる分解がなされない事が多い)
又、阪神大震災などに代表される地震などの地殻変動による下水道管の継目からの生活排水の漏水、地下水脈の変化、近代産業における難分解性化学物質の製造による土壌汚染などによることがあげられます。 いずれにしても、今後の生活において地下水の利用は、水資源として重要である事には間違いなく、より安全な水を確保する為により良い技術が求められる様になりました。
光酸化促進反応(UV.AOP)処理によるプール水の浄化に関するページ
プール浄化システム機器仕様及びオゾン処理法との比較
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