紫外線UV表面殺菌/紫外線照射装置
いま衛生管理の徹底が求められています
最近のニュースで賞味期限の偽装などによる食品製造のモラルが著しく低下しています。安全性の確保や品質管理の徹底に関する要請はより一層高まっており、消費者に安全で高品質な食品を提供するため、食品の製造、流通過程ではHACCPの導入が求められています。紫外線(UV)は処理時間が秒単位と短く、平面状の食材などには経済的に有効で、容器内面の殺菌は欧米では早くから普及しています。
従来の殺菌方法は加熱及び薬品処理などで行われてきましたが、処理にかなりの時間を要する事と、対象物に何らかの変化を起こさせる事が問題でしたが紫外線照射による殺菌では、この問題はありません。
波長200〜290ナノメーターの紫外線は殺菌やウィルスの細胞膜を浸透し、核酸(DNA)に損傷を与え増殖能力を失わせる事により短時間に効果的な殺菌が行えます。

- あらゆる菌種に有効
- 残留物ゼロの為、二次処理不要
- 対象物の変質を起さない
- 常温で処理可能
- 短時間(秒単位)で効果が得られる
また、二次処理不要の為、クリーンで経済的にも優れた極めて効率の良い殺菌方法といえます。
紫外線表面殺菌システムは、食品や包装材の表面を紫外線で直接殺菌するものです。処理工程はシンプルで生産ラインに容易に組み込むことができ、様々な食品、容器の形に対応します。

上図は灯具図面の一例です。既存のラインに装着することが可能です。灯具・電源はお客様のニーズに合わせて設計となります。
プラスチックフィルムには殺菌紫外線を透過するものもあります。
UV透過性プラスチックフィルムで梱包された食材に外からUVを照射すると中の食材表面が殺菌され、そのまま放置しても空気中の浮遊菌や人の手による微生物による後汚染がないので、缶詰のように理想的な殺菌ができ、しかも加熱殺菌のように食材を変質させません。
ただし、食材内面までは殺菌できません。麺類のように重なったものにも効果はありません。
選定方法 (下記質問事項をコピーして問合せよりご相談下さい)
| ・既設のラインへ設置する? ・殺菌対象とする菌 ・ワークサイズ(コンベア積載するならば流れ方向も回答下さい) ・ラインスピード(不明な場合、1時間あたりの生産個数) ・連続送りかタクト送りか? ・ワークとランプとの距離を最小何ミリまで近づけれるか?(例えば20mmまでなど) |
E=I×T(sec)
E:UV露光量・・・・・単位(mj/cu)
I :UV照度・・・・・・・単位(mW/cu)
T:照射時間・・・・・・単位(sec)
必要なUV露光量を決めるにはUV照度が分かればこの式から必要な照射時間が計算で得られます。

・UV露光量と照度の関係
| 単 位 | |||
| 紫外線照度 | W/cu | μW/cu | mW/cu |
| 波 長 | nm | ||
| 照 射 量 | J/cu | ||
| (照度) | (時間) | (照射量) | |
| mW/cu | × sec | =mj/cu | |


99.9%殺菌に必要な紫外線量(一部です)| インフルエンザ(90%) | 3,400 μW・sec/cu |
| 大腸菌 | 5,400 μW・sec/cu |
| 藻 類 | 22,000 μW・sec/cu |
| 枯草菌(芽胞) | 33,200 μW・sec/cu |
| 黒色胞子(果物・野菜) | 333,000 μW・sec/cu |
| 従来の殺菌方法 | 加熱及び薬品処理など。 |
| 問 題 | 処理に時間を要する。対象に何らかの変化を起こさせる。 薬剤処理・・・残留する可能性が有る |
| 食品関連 | 包装前後の食品の殺菌 | 農水関連 | 解凍水の殺菌 |
| 原料・洗浄用水、排水の殺菌 | 養殖・洗浄用水の殺菌 | ||
| 各種設備の殺菌・防カビ | 生鮮魚介類の殺菌 | ||
| 容器・包装資材の殺菌 | 排水の浄化処理 | ||
| 医療関連 | 原料・洗浄用水の殺菌 | その他 | 飲料水、循環・再利用水の殺菌 |
| 各種設備、包装資材の殺菌 | 各種設備の殺菌 | ||
| 排水の浄化処理 | 玩具の殺菌 |
1.食品・医薬容器内面(フィルム。点滴バック、蓋、トレーなど)
2.容器のキャップ内面(薬品や食品、飲料品の壜のキャップ)
3.真空パック食品(切り餅など)
4.回転寿司など
※透過率の良いプラスチックフィルムがあります。
※食材などをパッキングした状態で全て紫外線が照射出来るものに限ります。
真空パックした切餅で紫外線表面殺菌の効果を発揮しました。
紫外線殺菌されていない切餅は1ヶ月程度でカビが生えるのに対し、殺菌されたものは半年以上もカビが生えないので、競合他社との差別化及びロス率の低下に貢献しています。

