紫外線関連商品の比較

ネットで検索していると紫外線関連で殺菌する棒をよく見かけます。本当に効果があるのか?実用的か?を考えてみます。個人的な意見としては、本当に殺菌できるなら、あの形状は危なっかしくてしようがない感じです。

搭載ランプは6W(ランプの材質は不明)。テストデータなども紹介されています。
紫外線殺菌で重要なのは紫外線光が照射される箇所のみ殺菌されるという点(影の部分は殺菌されません)対象とする菌やカビには99.9%死滅殺菌する必要照射量が其々違います。例えば、大腸菌の99.9%死滅する紫外線量は5,400μw・sec/p2、カビ類の中でチーズ類に発生する緑色胞子の99.9%死滅する紫外線照射量は39,000μw・sec/p2です。データで表示されている大腸菌の99.9%殺菌するのにかかった時間は5分と記載されています。ランプの性能は逆算すると5,400μw・sec/p2÷5分×60秒=18μW/p2となります。照射距離が6pと記載されていますのでランプより6pの距離では18μW/p2がこの殺菌する棒のランプパワーです。
ノロウイルスと類似しているネコカリシウィルスの99.9%死滅殺菌するのに必要な紫外線量は34,000μw・sec/p2です。ではこの殺菌する棒でノロウイルスを殺菌するにはどのくらい時間が掛かるでしょうか?
答えは、34,000μw・sec/p2÷18μW/p2=1,888秒(31分)となります。※照射距離6pの時。
仮に時間に余裕がある方が、時間は気にしなくてもブーツの中を殺菌したいと思ったとします。殺菌する棒を片方のブーツに入れます。紫外線は上でも記載しましたが、紫外線光があたっているところにのみ効果があるので、紫外線光があたっていないところは効果はありません。
全体に紫外線照射をするにはランプを必要時間ごとに360度あてる作業が必要です。皆さん出来ますか?ロングブーツならどうします?手が疲れますよ。
もうひとつの疑問点は紫外線ランプはご家庭にあるような蛍光灯と同じようなものなので、新品の時と寿命末期の時の明るさは違います。ということは新品の初期値で18μW/p2であれば使用すればするほどランプからのパワーは落ちます。パワーが落ちれば落ちるほど照射時間を増やさなくてはなりません。
LED式も有るようですが、弊社が知る限りLEDのUV光源は硬化に使われていますが、非常に高価であるという認識です。では、UVメーカーが性能の良い製品を出せば売れるのでは?と思いますよね。しかし、本当に効果のある出力のランプを搭載したら、あの形状では人間が直視することは防げませんよね。危なくて仕方ない商品など世に出せません。UV殺菌は工業で使用する人が製品を理解した上で性能を引き出せるものです。
たったこれだけの理由でご家庭で使用する価値があるのか無いのかはご判断できると思います。
では、紫外線は実用的で無いのか?と疑問に思われるがちですが、紫外線での殺菌は効果があるのは間違いの無い事実です。ブーツなどの立体的なものには、紫外線ランプより生成するガス体であるオゾンを利用するなど使い方次第です。弊社ホームページで繰り返し記載しているのは、弊社が取り扱っているランプは実際に食品・医薬・電気メーカーなどで殺菌や表面処理など紫外線の力を利用して生産している企業に採用されている商品なので安心してご利用頂けます。弊社がご提案するランプも当然に寿命はあります。しかし、寿命末期での紫外線ランプの持つパワーで仕事ができるという商品を提案しております。